こんにちは、ゆうみんです!
我が家の長男は中2、都内の私立中学に通っています。
中学受験のあれこれはまた別に書くつもりですが、受験を終えて1年ちょっと経った今、
ママ友たちの話題の中心は「付属の高校に上がれるかどうか」です。
中高一貫の私立なんだから、そのまま上がれるでしょう?
と、思うじゃないですか。
もちろん基本的には上がれます。でも、意外と危うい話も身近で聞くことに、私もびっくりしています。
中高一貫私立中、付属の高校に上がれない基準
東京23区内に住む私の周囲では、中学受験をしたお友達が多くいます。
1年ちょっと前、受験をし、それぞれ御縁のあった学校に進んだわけですが、中学2年になったこの時期、学校側が、成績が振るわない生徒に、注意喚起や警告を【具体的に】出してきたんです。
私が聞いた事例では……
〔有名進学校Aの場合〕
- 付属の高校に上がれない生徒、学年で10人前後。(成績順)
- 成績不振者には家庭教師の推奨などあり。
- 保護者の姿勢を重視、出席日数も厳しくカウントされる。
〔大学付属校Bの場合〕
- 付属の高校に上がれない生徒、学年で数名。(学年評定10段階で4以下が4科目に達した場合)
- 公立中への転籍の他、提携先の私立中に推薦編入制度有り
〔大学付属校Cの場合〕
- 付属の高校に上がれない生徒、学年で10人前後。(学年評定10段階で4以下が1科目でもあれば)
……など、学校によって基準は異なります。
が、共通するのは、学校から警告が出されるのが、中2の一学期だということ。
中1の学年末の成績を踏まえ、付属の高校に上がれない場合の高校受験の準備を考えると、中2の夏休み前に!ということになるのかもしれません。
そういう基準って、入学前にわからないの?
たぶん……わからないような気がする……
志望校選びの段階で出席する、入試説明会。
その時点では受験の合否で頭が一杯ですから、まさか入学後に我が子が付属の高校に上がれないかもしれない、なんて思いつきません。
そして何より【中高一貫】が大きな魅力の私立中学。質問したとして、学校側も「大部分の生徒がそのまま付属の高校に進学します」程度の回答しかしないのではないかな〜と思います。
(振り返ってみても、みんなその程度の説明しか受けていないと言うんですよね……)
そんなわけで、初めてシビアな足切り基準が示されて、保護者がザワついたというわけです。
進級・卒業はできるけれど……
中学は義務教育期間なので、成績が悪くても進級・卒業はできます。それは公立も私立も同じ。
ただし、私立中の場合、
- 独自のカリキュラムの割合が大きい
- 受験がない前提の年間行事予定
- 先生方に高校受験指導のノウハウがない
などの理由から、高校受験をするなら早めの転籍を勧められることも多いようです。
合格から1年、なぜ差がつく?
入試で合格した子たちが同じ学校に集まっているわけで、学力のバラつきはあっても差は小さいのではないか?なんて思うのですが、中学受験は主に「国語・算数・理科・社会」の4科目。
英語や数学は、イチから勉強する未知の科目です。
また、美術や音楽、家庭科などは、ペーパーテストや実技、提出物も評価の対象になります。
公立中では内申点が取れないタイプだから……と私立受験を選択するケースも多いですが、そういうタイプの子は、やはり同じ部分で評価が得にくいこともあるようです。
もちろん、大部分の生徒は、多少の苦手科目はあっても、何の心配もなく付属の高校に行けます。でも、
- 頑張って頑張って、何とかギリギリ、その学校に合格できた
- 提出物や生活態度から、公立中では内申点が見込めなさそうだと思った
……という場合、内部進学でも苦労することになるパターンが多そうだな、と感じています。
「中高一貫」でも安泰ではない!
長男は今の中学校で友人関係に恵まれ、楽しく過ごしているようです。
でも、最近は仲間内で「誰かが退学になるのは嫌だ、みんなで同じ高校に行こう」なんて話題が出たりもしているみたい。
本人たちにもそんな情報が伝えられているんですよね。
受験がないのが【中高一貫校】のメリットだと思っていたのに、入学後にあまり気を抜きすぎると、アワアワする事態になってしまうとは。
中学受験【後】のビックリな現実なのでした……。